
鹿島建設100%出資非連結子会社カジマ・リノベイト不当解雇事件
12月25日全面勝訴判決を勝ち取りました。
1997年4月に起きた鹿島建設100%出資子会社カジマ・リノベイト不当解雇事件は、2001年10月2日、結審を迎えました。そして、12月25日解雇無効、バックペイの支払いを主とした勝訴判決が言い渡されました。
原告は1995年6月に新卒入社し、土木工務に従事していました。専門誌に記事が掲載されたこともあり、かなり好評でした。
原告の父親もNATM、シールドを得意とするトンネル技術者でした。原告も幼少期をトンネル施工現場で過ごしてきました。しかし、安全衛生面の不備で父親は塵肺に羅病、未だ鹿島建設等元請業者の補償もなく、国からの労災認定も得られず、現在は生活保護で生計を維持しております。
原告は最も男尊女卑の激しい業界とされる土建業界で組織機構・業務分担の確立が不十分な状況で、性別ばかりか出自・出身地を理由に待遇差別を受け、男性上司のみならず事務職の女性からもいじめを受けてきました。
残業代さえ払われず公序良俗に反した理由で不当処分を乱発され、全労協全国一般東京労働組合に加入(当時、鹿島労組は一般職女性、非正規、子会社社員の加入不可であった為)、団体交渉申入れ後、即時解雇されました。
同年、全国で大手ゼネコンを相手取り、トンネル塵肺訴訟が提訴されました。
そして、翌年、長引く不況とリストラ自由の風潮が蔓延していく中、原告も地位確認と未払い賃金残業代を求め、東京地方裁判所に提訴しました。定収入を失った中、いじめ・セクハラによる後遺症と、解雇後も続く嫌がらせから、実費で心療内科への通院を余儀なくされています。
それでも会社側から「金銭解決しか考えない」と言われ、吉崎裁判官からしつこく金銭解決を進められながら、決してお金で心が動くことはありませんでした。
長引く不景気で企業による解雇自由の風潮が高まり、全国の地裁で反動判決が次々と出され、失業率は鰻登りの状態です。中高年のみならず新卒者でさえ就職難に喘ぎ、公平な雇用機会さえ与えられない状況が続くことは、社会経済の崩壊を招きかねません。
だからこそ、この争議で「解雇権乱用は許されない」ということと同時に「性別・出自により雇用機会及び待遇に差別があってはならない」ということも声を大にして主張すべきでしたが、十分だったとは言えません。
しかし、今回解雇無効判決を得たことは、企業モラルに欠けた不当解雇事件について、使用者側に多大な警鐘を与えることと思い、鹿島建設及びカジマ・リノベイト両社に要請文の送付をメールまたはFAXでお願い申し上げます。
全労協全国一般東京労働組合
カジマ・リノベイト分会
http://www.hoops.ne.jp/~k_union/union
カジマ・リノベイト株式会社
代表取締役社長 佐藤 弘次 殿
鹿島建設株式会社
代表取締役社長 梅田 貞夫 殿
要請書
平成10年(ワ)第25339号・鹿島建設100%出資子会社カジマ・リノベイト事件において、東京地方裁判所において、解雇無効の判決が出されました。よって、東京高等裁判所に控訴せず、速やかに原告を職場復帰させるよう、ここに要請します。
氏 名 |
住所若しくは所属 |
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要請先
カジマ・リノベイト株式会社
東京都新宿区住吉町1-20 角張ビル
代表取締役社長 佐藤 弘次 TEL 03-5379-8771 /FAX
03-5379-8680
鹿島建設株式会社
東京都港区元赤坂1−2−7
代表取締役社長 梅田 貞夫 TEL 03-3404-3311/FAX
03-3470-1444
E-MAIL webmaster@kajima.co.jp